2級建築施工管理技士の学科・実地試験対策【短期間でも合格できる】
2級建築施工管理技士に挑戦する人「建築工事を管理したい。けれど、1級は難しいから2級から始めよう。勉強、間に合うかな…?
この記事を見ていただいている方の多くは、2級建築施工管理技士の資格習得を目指していらっしゃることと思います。
仕事をしながらの資格勉強は、結構挫折しやすいですよね。
- 仕事が忙しく、勉強する時間がない
- 仕事に疲れて、やる気が出ない
- 勉強だけじゃなくて、たまに遊んだり休んだりしたい
上記のような気持ち、よくわかります。他の施工管理の資格を所有しているのですが、現場で管理業務をしつつの勉強中はこのような気持ちと常に戦っておりました。
このような気持ちを極力持たないようにするためには、「効率的な勉強法」にて勉強に費やす労力を減らし、試験に臨む必要があります。
特にこれから初めて受験される方には、「2級建築施工管理技士の勉強法」を学んでから勉強に着手することをおススメします。
そのカギは「過去問」ですが、なぜそうなのかも含め、ここでは勉強方法について、解説します。
この記事でわかること
- 2級建築施工管理技士を1発合格で目指す理由
- 2級建築施工管理技士の学科試験の勉強法
- 2級建築施工管理技士の実地試験の勉強法
- 2級建築施工管理技士の過去問題集(過去問)
- 2級建築施工管理技士の通信教育
2級建築施工管理技士は出来るだけ1発合格を目指そう
合格・不合格いずれにせよ、すでに受験されたことがある方ならわかるかと思いますが、2級建築施工管理技士受験のために、我慢しなくてはならないものがたくさんあります。
試験勉強で失われる「時間」の犠牲
- 帰宅後の自由時間
- 友達との遊ぶ時間
- 家族と過ごす時間
- 家でくつろぐ時間
こういう時間を割いて、勉強時間にあてなくてはなりません。時間は無限ではありません。限られた時間の中で、限られた勉強をするしかないのです。
受験申請で失われる「金銭」の犠牲
受験手数料も安くはありません。
- 学科・実地試験 9,400円
- 学科試験のみ 4,700円
- 実地試験のみ 4,700円
さらに、受験申込用紙の購入など、もう少し必要な費用があります。お金を支払うなら、合格したいですよね…!
不合格の場合失われる「年単位の時間」の犠牲
そしてもう1つ大事な点があります。1年のうち、学科試験を受験できる日は最大2日、実地試験を受験できる日については1日しかありません。
その限られた1〜2日のために結果を出せなかったら、また1年後に同じ内容の勉強をしなくてはなりません。
1年後も勉強内容を覚えていれば楽になりますが、大抵1年も経てば勉強内容を忘れます。忘れたら、また1からやり直しです。
合格するまで、延々と「勉強・不合格・勉強・不合格…」を繰り返してしまうことになりますね。
正直、無駄な時間だと思いませんか?毎年辛い思いをして時間とお金を投資しているのに、不合格を繰り返すなんて耐えられますか?私なら絶望してしまいます。
2級建築施工管理技士は1発合格を目指そう
不合格を連発してしまうとモチベーションも下がる一方ですので、1番最初に「資格習得するぞ!」と決めたその年に合格できるよう、頑張りましょう。
やはり、1発合格することが一番得をします。
初回の受験で合格して、施工管理者として働き始める生活 勉強と受験を繰り返しても成果が出ず、時間もお金も浪費する一方な生活
どちらが魅力的かは言わずもがなですね。ですが選ぶのは自分次第です。改めて言います。出来るだけ、1発合格を目指しましょう。
2級建築施工管理技士の学科試験の対策・勉強法
1発合格を目指す理由を書きましたが、では、どのように勉強を進めれば良いのでしょうか。ここではその内容を解説します。
最短勉強法は、過去問をひたすら解くの一択です
結論から書きます。「過去問をひたすら解く」です。
この方法は最短にして王道、そして避けては通れない道なので、結局は最初から過去問を使用すればOKとなります。
過去問をなぜ使用するべきなのか、重要なことを解説します。
- 本番では、過去問に準じた形態で出題される。
- 本番では、過去問とほとんど同じような問題が出題される。
- 過去問を数年分解くとわかるが、問題の出題傾向がある。
さらに詳しく解説します。
本番では、過去問に準じた形態で出題される。
実際に過去問題を見てもらえればわかりますが、出題数や選択問題数等、本番でもほとんど同じ形態となるため、出来るだけ早いうちから問題の型に慣れておいた方が良いです。
なお、参考書を1冊見終えたり、丸々暗記してから過去問を解こうとする勉強方法はお勧めしません。1冊読み終えたところで参考書を完全に暗記することは不可能ですし、ただひたすら参考書を読み進めるだけは辛いからです。
勿論、それが得意という方もいるため、完全否定はしません。ですが、効率的な勉強法という観点からは、オススメはしません。過去問1冊10年分の学習で十分です
本番では、過去問とほとんど同じような問題が出題される。
これも過去問題を見てもらえればわかりますが、数年分解いてみると、似た問題がゴロゴロ現れます。つまりは、過去問を学ぶ程に実際の試験も類似問題と出会う確率が高まるということです。
過去問を数年分解くとわかるが、問題の出題傾向がある。
ほとんど同じ問題が出題されるというのと同義ですね。出題傾向がわかれば、数多く覚えなくてはならないものも試験用に絞って学習が可能となります。
過去問の使用方法
さて、過去問の実際の使用方法ですが、下記の通り進めてみてください。
- 選択問題でも自分の分野であれば全問、解答を見ながらで解いていく
- 3〜5年分解くと、似たような問題が出てくるため、わかる問題は自力で解く。
- 10年分程度、一通り解答ありきで解く。
- 最初に解いた年度に戻り、今度は解答を極力見ずに解く。
- また10年分解き、再度最初の年度に戻る。
- 何度も繰り返し、最終的に全年度解答を見ずに解答する。
これだけです。ただし、条件があります。
問題の答えのみを丸暗記しない。 解答が即時わかっても、設問の選択肢すべてに目を通す。 全選択肢が「なぜ合っているのか・なぜ間違っているのか」を理解する。
この点に注意して勉強を進めれば、確実に実力が身につきます。
一番初めに1年分を納得しながら解答するのに2〜3時間はかかるかもしれません。ですが、10年分を1周した後にもう一度解いてみると、1〜2時間程度に短縮されているでしょう。
もしできていないのであれば、内容の理解不足です。理解するまで、過去問をひたすら解いてください。そして、本番と同じ時間配分で合格点を取れるようになるまでやりましょう。
継続することで取っ掛かりの辛さが、楽になる時期が必ず来ます。辛いかもしれませんが、腐らず、めげずに頑張っていただきたいです。
2級建築施工管理技士の実地試験の対策・勉強法
実地試験では「施工体験記述」という名目で、作文を書き上げる必要があります。
受験経験がある方ならわかるかと思いますが、テーマに合った内容で書く必要があります。まずはこのテーマ内容を確認する必要があります。それも過去問を確認すればわかるのですが、概ね、
- 工程管理
- 安全管理
- 品質管理
に関するテーマに基づき、作文することになります。よって、少なくともこの3点については書けるように訓練する必要があります。
また、作文以外にも問題が出題されます。この内容についても過去問の類似問題が出題されるため、やはり過去問を理解しながら解くということが重要となります。
実地試験の作文については、後日記事にまとめていきたいと考えています。記事にした後、こちらでも紹介いたしますね。
2級建築施工管理技士の学科・実地試験の過去問題集(過去問)
過去問はネット上にも多々あります。恐らくそのまま使用可能と考えますが、掲載元が信頼できるところであるとわからないところは使用しない方が良いかもしれません。自己責任で利用をお願いいたします。
私のオススメは、やはり問題集を買うことです。少々お高いですが、過去問の分析と使用は避けれませんので、参考書を買うくらいであれば過去問を買った方がお得だと考えます。
例として上記の通り紹介します。必要に応じて、ご検討をお願いいたします。
なお、実地試験の施工経験記述農地、「工事概要の書き方」については別記事にもまとめておりますので、是非ご参照ください。
【土木施工管理】実地試験・施工体験記述問題の工事概要の書き方
2019年現在では、実地試験のうち施工体験記述問題そのものについては色々な情報が調べられるようになりました。ですが、工事概要(工事名や工期など)の書き方についてはそこまで多くない印象です。ここではそんな「工事概要」について、正しい書き方を解説します。なお、土木施工管理技士において1級も2級も共通の内容となります。
2級建築施工管理技士の通信教育について
必修問題の施工体験記述については、どうしても文章の得意・不得意が影響してしまいます。書くことに自信がない方は、通信講座を使用するのも一つの手です。
少ない時間の中、最大に効率を上げるには、やはりノウハウを知ったものの下で学ぶことかと考えます。
参考に、このようなサイトがありますので、紹介いたします。
このサービスを導入すると、実は必須問題である施工体験記述の悩みから解放されます。「実務に基づく施工体験記述」の代行サービスが存在するからです。あなたの経験をプロが聞き取り、あなたの経験に合った作文が作成されます。あとは、それを覚えればいいだけ。
確実な成果を求めるのであれば、このようなプロを頼るのも手だと考えます。文章を書く練習をしようと言いましたが、ぶっちゃけこのサービスで苦労せず合格への道がぐんと近づきます。
何回も不合格になりそうで不安…という自信のない方は、勉強時間とお金を何年も使い込むよりは、このような便利なサービスを利用した方が、試験費用もそうですが時間を有効に使えて良いことだと思います。試験日は1年間に1回しかなく、学科試験合格の有効期限は、合格した年を含め、2年しかありません。
勿論、選択問題の内容も、しっかりサポートしてくれます。宜しければ、ご検討ください。
2級建築施工管理技士の勉強、早めに始めましょう
令和元年(2019年)の試験日は、11月10日です。遠いようで、あっという間にやって来ます。余力があるうちから手がけるためにも、早めの試験対策を行いましょう。
このブログでも2級建築施工管理技士の情報を逐次発信していきますので、定期的に確認いただけましたら幸いです。