Shoji

【技能試験】第一種電気工事士の候補問題No.4の解説【複線図・施工完成形】

電気工事士

第一種電気工事士の技能試験を受験する人「回路を間違って感電した。ちゃんと勉強して不良のない回路を作りたい。誰かちゃんと教えて!」

上記のような方のために、ここでは、第一種電気工事士の技能試験に合格するため、

  • 候補問題の確認
  • 過去問に準じた施工条件による問題例
  • 上記の複線図
  • 施工の注意点
  • 施工の概念図
  • 施工の完成形

上記の内容を解説・公開します。ぜひ学習にお役立て下さい。

ここでは、第一種電気工事士の技能試験のうち、候補問題および過去の技能試験のNo.4の複線図を描いてみます。

「簡単かつ簡素・的確に」回路を描けることを目標に、丁寧に解説しますので、最後までお付き合い下さいませ。
  • なお、解説者のショウジ(@jijitan85)は、第一種電気工事士を取得済みであり、実務でも電気に深く携わっています。電気工事士の試験回路についても熟知しています。

それでは早速、挑戦してみましょう!

第一種電気工事士の技能試験のうち候補問題No.4の複線図から施工完成形までの考え方

まずはじめに、候補問題No.4を確認します。

第一種電気工事士の技能試験の候補問題No.4

候補問題は上の図の通り、通常は単線(部品と部品の間は1本の線で結線されている)で示されています。

単線から複線にするにあたり、ここでは「より試験を見据えて」種々の条件を追加し、単線図を作成していきたいと思います。

技能試験の試験問題No.4と施工条件

直近の令和元年上期に行われた技能試験を想定し、回路に様々な条件を与えてみます。

第一種電気工事士の技能試験の試験問題No.4の試験問題

第一種電気工事士の技能試験の試験問題No.4の施工条件

施工条件2より、変圧器の代用となる端子台は以下の通り使用するよう指定されています。
第一種電気工事士の技能試験の試験問題No.4の内部配線1

施工条件3より、配線用遮断器及び接地線端子の代用となる端子台は以下の通り使用するよう指定されています。
第一種電気工事士の技能試験の試験問題No.4の内部配線2

以上の条件にて、複線図を考えてみましょう。

【注意】施工条件は必ず確認しましょう。どんなに見た目が美しく施工し終えたとしても、条件に反した施工をしていたら、不合格となります。また、実際の試験では過去問などとは施工条件が異なる可能性もあり得るため、必ず目を通して下さい。

技能試験の試験問題No.4の複線図

まずは結論からということで、複線図は以下の通りです。

第一種電気工事士の技能試験の試験問題No.4の複線図

複線図のうち、水色の電線は「色指定なし(何色を使用してもOK)」という意図です。

以下に、注意点をまとめます。

試験問題No.4の複線図の注意点

200V回路の電源線について

  • 端子台の使用条件から、200Vはu-vで結線します。(電線色指定がないため、u、v共にが黒・白どちらでも問題なし)

100V回路の電源線について

  • 施工条件5-②から、接地側電線は白線とするため、変圧器の端子台にはu(黒)-o(白)と接続します。v(黒)-o(白)でもOKです。
  • 施工条件5-③から、変圧器二次側から点滅器、コンセント及び他の負荷(1φ2W 100V)に至る非接地側電線は全て黒色とします。

配線用遮断器・接地端子の端子台について

  • 先に示した図の通り、端子台のN・L・ETの区分を間違えないよう注意します。また、施工条件5-④の通りNに白線を接続します。

変圧器二次側の回路について

  • 指定条件4-③から、変圧器二次側回路(配線用遮断器より後の回路のこと:Bと図示されている)非接地側電線は黒色となります。
  • また、施工条件4-⑤から、ランプレセプタクルの受金ねじ部、コンセントの接地側極端子(Wと表示)、引掛シーリングローゼットの接地側極端子(接地側と表示)は、電線は白色とします。

接地線について

  • 変圧器用の端子台はoの端子に5.5sqを接続します。
  • コンセント用の端子台はETの端子に2.0sqを接続します。コンセント部から、アウトレットボックスを通って端子台ETへ向かうことを忘れないでください。

その他注意点

  • 施工条件7の通り、ジョイントボックス(アウトレットボックス)は打ち抜き済みの穴のみを使用しましょう。
  • 電線の接続には、リングスリーブと差込型コネクタの2種類が用意されています。使用区分に注意しましょう。

参考:リングスリーブの選定方法

下の画像の通りです。
リングスリーブの組み合わせ

これらを守り、正しい複線図と施工条件に沿った構成の基礎知識を学びましょう。

点滅器と負荷の組み立て工数がやや多いかもしれませんが、回路としては第二種電気工事士の延長上にあり、そこまで難しくありませんこちらもしっかりとモノにできるよう、学習を深めましょう。

施工条件と複線図をよく比較し、お互いが自分の中でリンクできるまで、よく学習を深めて下さいね。

第一種電気工事士の技能試験のうち候補問題No.4の概念図・施工完成形の確認

先ほどの複線図を、実際の施工に落とし込むと以下の通りになります。

試験問題(候補問題)No.4の概念図

以下の通りとなります。

第一種電気工事士の技能試験の試験問題No.4の概念図

試験問題(候補問題)No.4の施工完成形

以下の通りとなります。

第一種電気工事士の技能試験の試験問題No.4の施工完成形

概念図・施工完成形を確認すると、よりイメージが湧きやすくなります。ぜひ確認してみましょう。

その他の第一種電気工事士 候補問題・試験問題の複線図について

この問題を含め、全問解説しておりますのでご確認下さい。

【参考】第一種電気工事士の技能試験に向けての準備

候補問題(技能試験問題)の解説については以上となりますが、試験の参考書や必要な工具、通信教育について、これよりお知らせします。

必要に応じて、準備や導入をご検討ください。

第一種電気工事士 技能試験の参考書について

持っていない方は、1冊は目を通しておいた方が良いでしょう。
複線図についてというよりは、施工について(電線の切り方、ランプレセプタクルの施工方法など)のヒントが豊富なものが良いでしょう。

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第一種電気工事士 工具・材料について

下記の記事を参考にしてみてください。商品リンクも沢山ございます。

第一種電気工事士の通信教育で、確実に成果をモノにする

【第一種電気工事士 短期合格特別講座】
というものがあります。



  • 仕事が忙しく、短期集中で一気に学びたい
  • 一人だとわからないことを調べるのが大変なので、誰かに教えてもらいたい
  • 少しでも合格に近づきたい

もちろんテキストがついていますし、コースによっては、「工具や材料付き」というのもあるため、通信教育を受講する場合はご自身でそういったものを準備する必要がないのみ良いですね。

一見すると高くてびっくりするかもですが、電気工事士の資格、特に第一種は希少で価値が高く、電気工事士としての格も上がり仕事の需要も増え、受講する価値はあると考えます。

「電気工事で稼いでみる」という気持ちがあれば、初期投資と割り切り、利用するのも手です。

よろしければ、ご参考にしてみてください。



第一種電気工事士の技能試験に向けて、準備をしよう

  • 回路図と施工完成形を結びつける
  • 実際に手を動かし、施工をする技術を身に着ける
  • 道具、工具を手配する

上記3点を試験日までに遅延なく準備し、合格を目指しましょう。

試験日はあっという間にやってきますので、早めの勉強を心がけてくださいね。

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