北海道のクマ目撃・出没情報を地図で確認【e-kensin Map】

PCの地図を使うクマ「今日はどこに行こうか地図見て決めよう…ってこれ、うちらの行動エリア記録されているんだけれど?まさかストーカー??」
北海道で、生きています。
北海道では、クマ出没情報が頻繁にニュースになります。
北海道はクマニュース多すぎですが、人だけではなく家畜にも大きな影響を与えていますね。
もし見かけたりしても、決して近寄らず、すぐに逃げましょう!標茶町 クマが次々と牛を襲う (HTB 北海道ニュース) https://t.co/EBdO03IVj6 #linenews
— ショウジ@電気・土木の施工管理屋さん (@jijitan85) 2019年9月9日
その昔、山奥でクマっぽいものと遭遇したことありましたが、一目散に逃げたため不確かです。
実際に目前で出会ったら生きて帰れる気がしません。
北海道民でさえ手を焼くクマですが、観光やビジネスで道外からお越しいただいた皆様は一層困った存在だと思います。
そんなクマたちですが、実は頻繁に目撃されすぎて、とうとう地図になりました。(北海道のみ)
というわけで、クマMapをご紹介します。
この記事でわかること
- クマの目撃・出没情報を網羅した【e-kenshin Map】の紹介
- 恐るべきクマのスペック情報
クマの目撃・出没情報を網羅した【e-kenshin Map】の紹介
北海道のクマ目撃・出没情報はこちらで確認できます。
スクショも貼っておきます。
地図にはクマのアイコンで、
- 目撃情報
- 痕跡情報(フンや食べ物の跡)
- 個体情報(親か子か、はたまた親子か)
などの情報が盛り込まれています。
実はこのマップ、北海道建設新聞社さまのデータベースとなっております。
北海道建設新聞社へのリンク
北海道建設新聞社
北海道を代表する建設業界紙のWeb版。北海道の公共工事や入札、公告、建設、建築、指名停止、経審、総合評価に関する情報やニュースを毎日配信。
本来はクマではなく、記事と地図がリンクされたマップとなっているのですが、このクマMapを開設した理由として、以下の通りコメントしています。
山岳部の工事などを手掛ける建設業の安全管理の支援を主眼に開設しました。
引用:e-kensinマップにクマ目撃情報の特設ページを公開
建設業界の者にとって、とても有益でありがたいご対応、誠にありがとうございます。
もちろん、この内容は建設業界に無関係な方でもご利用いただけます。
道民だけではなく、ビジネスや観光で北海道にお越しの皆様も、山や沢の近くを訪れる際は一度ご確認いただければと思います。
本来の北海道建設新聞社様のマップ
特に建設業界にとっては有益な情報じゃないでしょうか。
恐るべきクマのスペック情報
クマの目撃・出没情報のマップ紹介は以上で終了ですが、念のため、クマの恐ろしさについても解説します。
あまり知られていないクマのスペック
下記の通り、高スペックです。
- 走る速度は50〜60km/h
- 木登りが大得意
- 海や川を泳げる
- 食べ物の味を覚える
- 頭が良い
代表的なものを挙げてみました。
人はおろか、猫より速いクマ
全速力で走れば逃げ切れるなんて、幻想です。死にます。
万が一にも、背中を向けて逃げ去ろうとはしないこと。
木登りが大得意
万が一逃げるような場面に遭遇したとして、「高いところなら襲って来ないだろ…」と、木に登っては行けません。
人より簡単に木に登りますので。
海や川を泳げる
北海道利尻島という、日本最北の宗谷岬のお隣の離島で、クマが発見されました。
本来、島にクマはいなかったため、海を渡ったという見解となりました。
このように、人間では泳ぎきることの難しい海を、泳ぐポテンシャルを秘めています。
食べ物の味を覚える・頭が良い
頭が良いので、味を覚えます。人間界の食べ物の味を覚えてしまったクマは、それを求めて人間界へやってきます。家畜の味を覚えたクマは、容赦なく家畜を食い漁ります。
人間の味を覚えたクマは、人を襲います。
人とクマが共存するためには、「人間界の食べ物を与えず、人間界に熊を近寄せないこと」に尽きます。
【参考】三毛別熊事件
人が熊を襲った話として超有名な「三毛別熊事件」です。
ご存知ない方は、ぜひ一度お読みください。
三毛別羆事件
三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)とは、1915年(大正4年)12月9日から12月14日にかけて、北海道苫前郡苫前村三毛別(現:苫前町三渓)六線沢で発生した、クマの獣害としては日本史上最悪の被害を出した事件。六線沢熊害事件(ろくせんさわゆうがいじけん)、苫前羆事件(とままえひぐまじけん)、苫前三毛別事件(とままえさんけべつじけん)とも呼ばれる。
以上のことを総括して、クマと人がお互い危険な目に遭わないためには、
- 人間界のもの(食べ物など)をクマに与えない
- キャンプ等アウトドアで発生したゴミは持ち帰る
- 遭遇してもむやみに近づかない
これらを守り、適度な距離感で付き合っていくことが重要かと。
そのためにも、今回紹介したクママップを参考に、クマの目撃・出没情報が多い場所に、むやみに近づかないよう、ご注意ください。
エゾシカ情報もどうぞ
エゾシカに関する情報・事故も、北海道とは切っても切れない関係にあります。ご確認してみてください。
エゾシカマップで衝突事故を防止しよう【北海道の鹿情報】
北海道にはエゾシカが数多く生息しています。そして、残念なことに人間が運転する自動車との接触事故は後を絶ちません。悲しいことですが、その事故統計から「接触事故が起きやすいところ」がわかり、「エゾシカマップ」となりました。この過去の教訓のカタマリは有益な情報です。エゾシカとの接触事故防止に努めましょう。