【無料】外国人労働者に対する入所教育・安全衛生対策資料の紹介【動画もあり】
外国人労働者が日本で働く姿を、年々多く見かけるようになりました。
様々な業種で、祖国を離れて働く外国人労働者の皆さまには、敬服します。
その姿に、感動すら覚えます。
外国人労働者は、言葉や文化のハンデを背負って日本にやってきたわけですが、安全に、快適に働いてもらうために、管理者はしっかりと教育を行う必要があります。
少なくとも、私はそう思いました。
ここでは、私の実体験をもとに、
- 建設現場に外国人労働者が来所したときの入所教育の方法
- 他業種でも使える外国人労働者に対する安全教育資料
について、解説します。
どちらも、無料で使用可能です。
外国人労働者の教育に頭を悩ませている方にとって、ためになると思います。
ぜひご活用ください。
外国人労働者に対する建設現場の入所教育資料
外国人労働者が建設現場で安全に働けるよう、基本ルールをきちんと伝えましょう。
建設業に関する教育資料の内容
ここで紹介する教育内容としては、下記の通りです。
共通事項
- 建設現場全般
- メンタルヘルス対策
- 熱中症対策
- 電離放射線障害防止対策
専門業務
- 型枠施工業務
- 左官業務及び内装仕上げ業務
- コンクリート圧送業務
- トンネル推進工業務
- 建設機械施工業務及び土工業務、屋根ふき業務
- 電気通信業務
- 鉄筋施工業務及び鉄筋継手業務
もし、該当する専門業務がなかったらスミマセン。
各言語に対する教育資料の紹介
厚生労働省より発行されている教育資料のため、信頼性は抜群です。
安心してお使いください。
日本語の資料もあるので、どんなことを伝えたいのか確認ができます。
一読しておくことをオススメします。
テキストのほか、動画もあるので、テキストを渡しつつ、動画を視聴してもらうのが効果的だと考えます。
資料はこちら
- 日本語
- 英語(English)
- インドネシア語(Bahasa Indonesia)
- 中国語(中文)
- ベトナム語(Tiếng Việt)
- フィリピノ語(Filipino/Tagalog)
- モンゴル語(Монгол хэл)
- タイ語(ภาษาไทย)
- カンボジア語(ភាសាខ្មែរ)
- ネパール語(नेपाली)
- ミャンマー語(မြန်မာဘာသာ)
各言語をクリックorタップすると、別窓・別タブで開きます。
リンク先の「動画」または「テキスト」をお好みで選択いただければ、資料を確認することができます。
ぜひ、ご活用下さい。
資料を活用して教育を充実させよう
言葉がわからないからといって、こういった入所教育を疎かにしていませんか?
外国人労働者も共に働く仲間です。同じ仲間が困ったり、被災したりしないよう、しっかりとサポートしましょう。
外国人労働者に対する安全衛生教育の資料
先ほどは建設に関するものをメインに紹介しましたが、それ以外の業種についても紹介します。
各種教育資料の紹介
下記のリンクからご確認いただけます。
» 外国人労働者の安全衛生対策について
こちらも厚生労働省の資料となりますので、信頼性は抜群です。
なお、内容としては、下記の通り。
- 安全衛生教育
- 建設業(教材)
- 農業(教材)
- 漁業(教材)
- 造船・舶用工業(教材)
- 建設就労者・造船就労者向け(教材)
- 技能講習補助教材
該当業種以外にも役立つエッセンスがあるかもしれませんので、該当しない職種の方についても、一度はご確認いただければと思います。
【注意】完璧な教育なんてあり得ません
教育が終了したとしても、実際のところ現場で危険な行動をする人はゼロではありません。
危険行動を見つけ次第、きちんと注意しましょう。
言葉は完璧に通じなくても、危ないことについては不思議と伝わったりするものです。
どんな人も安心して働ける職場を目指しつつ、安全最優先の意識をしっかりと植えつけましょう。
特定技能についても調べてみませんか?
外国人労働者のための在留資格、「特定技能」についてもまとめております。
外国人労働者を受け入れる職場にはお役に立てる内容かと。宜しければ、ご確認ください。
外国人労働者の新しい在留資格「特定技能」と建設業を含む14業種
特定技能という新しい制度について解説していきます。特定技能1号・2号に分けられ、対象は14種類の特定産業分野です(①建設業、②造船・舶用工業、③自動車整備業、④航空業、⑤宿泊業、⑥介護、⑦ビルクリーニング、⑧農業、⑨漁業、⑩飲食料品製造業、⑪外食業、⑫素形材産業、⑬産業機械製造業、⑭電気電子情報関連産業)