わき見運転の原因を考える【原因を取り除くことも考える】
「わき見運転」という単語を聞いたことがありますか?
聞いたことないという方は恐らくいらっしゃらないと思いますが、読んで字のごとく、わき見をしながら運転することです。
つまり、車の進行方向から目を離して、不安全状態な状態にあることです。
目を離すと安全確認ができないので、非常に危険です。
皆さんも安全運転を心がけているつもりでも、ちょっとした一瞬、目を逸らしたせいで危険な目にあった/あいそうになったというような経験があるかと思います。
今回は、そんなよそ見運転をしてしまう原因と、よそ見運転を防止するための方法について、考えてみたいと思います。
皆さんもご自身や大切な人を守るため、ぜひわき見運転の原因について考えてみてください。
わき見運転の原因【注意力散漫】
わき見運転の原因とは、かなり真面目に、「気になるもの」に興味を惹かれてしまうからだと考えます。
運転中に気になるもの【興味津々】
運転中、気になってしまうものは多々あるかと思います。
車外のこと
- 周りの景色
- 野生動物がいた
- かっこいい人・かわいい人を見つけた
- 警察や消防などが集まる場面に遭遇した
- 子供が道路で遊んでいる
など。
車内のこと
- カーナビ画面
- カーオーディオの操作
- 携帯電話やスマートホンの着信
- 大声で熱唱し、自分の世界に入り込む
- タバコを吸う
- 飲み物を飲む
- 仕事で使う書類がバラバラと崩れる
など。
色々思いつきますが、挙げるとキリがありませんので数点にしておきます。
皆さんも「運転中に気になるもの」については、ぜひ一度考えてみてください。
自分の経験を振り返り、経験に基づく気づきに勝るものはありません。考えることはとても重要です。
車の運転が飽きる
ぶっちゃけですが、代わり映えのしない景色が長時間続いたり、長時間座席に座ってずっと前方ばかり見ていると、運転そのものが怠慢になりがちじゃないですかね。
私は片道4時間超えの出張先に何度も運転して赴いていますが、ぶっちゃけ、飽きてます。
4時間、安全運転のために集中し続けるのも、ハードです。というか、無理ですね。
なので、適時休憩をとったり、しっかりと安全運転の心がけ意識しないと「こりゃあ事故るな…」と、リスクをきちんと考えた行動をとっています。
当たり前ですが、いくらやることがなくて飽きたとしても、スマートフォンの操作は厳禁です。
このご時世、スマートフォンなどの操作をしながらの、「ながら運転」はめちゃ厳しく取り締まられますし、万が一事故ったときは社会的にもかなり追い込まれます。
休憩・軽い運動(体操・歩くなど)をすると、気が楽になります。
自分自身の体調も大事に
当たり前のことですが、いくらわき見の原因を考えて、それらの対策を講じたとしても、自分自身の体調が良好じゃないと効果は薄いです。
食あたりしつつ運転の経験あり
はっきり言って、死ぬかと思いました。
とにかく早く目的地に着きたく、青看板(○○町まであと△△kmと書かれている例のアレ)ばかり注視しており、ある意味よそ見でした。
このように、体調が悪いと、わき見運転というか周囲の安全確認が不安定になるので、決して甘く見ないように注意です。
なお、食あたりは、宮城県某所の出店で焼き牡蠣を食べたことによるものでした。焼いてあるからと思い、甘く見ていました。
わき見運転の原因を取り除こう
わき見運転の原因がわかったら、どうすれば取り除くことができるかを考えてみましょう。
運転中に気になるものを取り除く
わき見を防止する為には、先ほど紹介したような「運転中に気になるもの」を極力取り除くことが有効な手段でしょう。
自動車の一部として取り付けられているもの(カーナビやカーオーディオなど)は、なかなか取り除けません。
ですが、自分自身が車内に持ち込むものについては、取り除くことが可能と考えます。
車に持ち込むなという意味ではなく、運転中に興味を引かないよう、目の届かない位置に置けばOKです。
運転中に、興味をひいてしまうものが視界にない・手が届かないだけで、前方への集中度合いが全く異なります。
原因の元を、根本的に消し去ることが一番確実な方法です。
少しずつでも、原因の元を減らすことを考えてみませんか?
運転を他の人と代わる
もし同乗者がいるのであれば、その人と運転を交代するのも有効です。
車に乗っていることには変わりなくても、運転しているかしていないかの差は大きいです。
本人に自覚がなくても、運転すれば疲れはたまります。
こまめな休憩を取る
一人で運転していたら尚更のことですが、1時間ごと、少なくとも2時間に1回は休憩を取った方が良いです。
運転に集中していると、時には時間を忘れてしまうこともあるでしょう。
状況に応じて、こまめな休憩を挟むことで、運転の飽きや集中力低下をリフレッシュさせることができますよ。
休憩は、わき見運転以外にも、あらゆる危険運転の予防につながるのでオススメです。
ぜひ、意識的に休憩を挟んでください。
わき見防止グッズを採用する
Amazonなどでは、わき見防止グッズが販売されています。
わき見をするとアラームが鳴るようなタイプです。
不安な方は、採用してみるのも良いかもです。
鉄の意思があっても完璧はあり得ません
- 僕は、私は、絶対にわき見なんてしない。だから、わき見の原因なんて考える必要なし。
という考えの方もいるかもしれませんが、それは残念ながら不可能だと私は思います。
交通事故や交通違反を起こしてしまった人の大半は、「私は事故/違反なんてしない」と思っていたに違いありません。
逆に、「事故ってやる/違反してやる」と思いながら運転していたとしたら、怖すぎです。
完璧に近づくことは、できる
これまでに記載の通り、
- わき見運転が起きる原因
- わき見運転の原因を取り除く
上記を考え、実践するだけで、わき見運転の予防にかなり近づくと考えます。
完璧に至れなくても、完璧を目指すことはできます。
万が一、わき見運転をして、事故が起きてしまった時を考えてみてください。
あなたは、相手になんて言い訳ができますか?
また、あなたが被害者だった場合、相手のわき見運転を許すことができますか?
交通事故は自分が起こしてしまう場合もあるし、相手が起こしてしまう場合もあります。
相手がやらかす場合は回避困難ですが、少なくとも自分が起こしてしまう事故が発生しないよう、わき見運転について、今一度考えてみてはいかがでしょうか。
安全意識の向上によって、事故を起こす・遭遇する人が一人でも減ることを祈りつつ、本記事を終了します。