【令和2年】電気主任技術者の試験実施日程の確認【電験】
令和元年度の電気主任技術者(通称、電験)の試験については、つい先日程完了したばかりですが、早速令和2年の試験日程が発表されましたので、確認しておきましょう。
今年度受験された方で第三種および第二種・第一種の筆記試験の科目合格者の方など、令和2年も受験予定の方は、早めにチェックのうえ勉強計画をしっかりと立てておきましょう。
本記事の内容
- 令和2年の電気主任技術者の試験実施日程の確認
- 電験をおすすめしたい理由
令和2年の電気主任技術者の試験実施日程の確認
令和2年の日程は、下記の通りです。
【共通】受験申込期間
試験に申し込まないことには合格も不合格もあり得ないため、ひとまず受験希望の方は申込は最低限実施しましょう。
受験手数料
受験には、費用が必要です。支払うからには勿体ないため、ドタキャンせずしっかりと会場に向かいましょうね。
第三種の場合
- インターネット申込み:4,850円
- 郵便による申込:5,200円
第二種・第一種の場合
- インターネット申込み:12,400円
- 郵便による申込:12,800円
インターネット申込みの方が若干安く済ませられますね。いつでもどこでも申請可能なため、便利ですよ。
試験実施日
肝心の試験日程については、下記の通りです。
第三種の場合
- 一次試験:2020年 9月13日(日)
第二種・第一種の場合
- 一次試験:2020年 9月12日(土)
- 二次試験:2020年11月22日(日)
試験に向けて学習を始めよう
試験まであと1年を切りました。
電験は、一番初歩の第三種ですら4科目全ての合格率が10%以下、科目合格は30〜40%程度ととても難しい試験となります。
» 電験三種 合格発表! 合格基準点・合格率・講師による試験傾向分析(資格の学校TACさまより)
決して甘んじることなく、継続的な勉強が必須です。よっぽど電気に精通していない限り、一夜漬けでどうにかなるようなものではないでしょう。
また、過去問の内容がそのまま出題されるわけでもないため、「過去問だけやればOK」とは言えないのも辛いところです。
テキストでしっかり学習しましょう
電験のテキストについては色々ありますが、ご自身のレベルに合わせ、「わかりやすい」と感じるものから手にすると良いと思います。
私は電気を学校で学んでいたため、難しめと言われる「完全マスター」シリーズもすぐ理解できました。
評価が高かったり、初心者にもとっつきやすいと言われがちなものは「これだけシリーズ」ですかね。
最近は、電子書籍(kindleなど)でも電験関係の書籍を入手できることも珍しくはなくなってきました。
第二種や第一種のテキストなどはこちら
第二種となると受験者数の総数も減り、テキストや問題集が高価かつ種類も限られてくる印象です。
第一種においては、テキストは存在するのでしょうか?「存在しない」と答えている人の方が多い印象。問題集をこなし、実力をつけていくしかないのかもしれません。
いずれにせよ、できることからコツコツと、まずは基礎知識を深めていくことに専念してみてはいかがでしょうか。
時間は限られていますので、辛いかもですが勉強を頑張りましょう。
電験をおすすめしたい理由
建設や製造などに関わる方であれば「電気主任技術者」なる言葉を一度は聞いたことあるかと思われます。
その電気主任技術者になるための資格が、電験の資格となります。
電圧階級と電験の種類
電験はこれまでに紹介した三〜一種によって、取り扱える電圧階級が異なります。
電圧階級と電験
- 電験三種:電圧 50,000V未満
- 電験二種:電圧170,000V未満
- 電験一種:電圧170,000V以上
簡単に、上記の通りです。
電圧が高い=主に電力会社に必要な資格ですね。
電験を持てば、まず食いっぱぐれない
一般的な高圧受電設備を持つ会社であれば、電験三種があればOKというところも多いでしょう。
ですが、近年はメガソーラーなどの特高電圧についても取り扱う企業が増えたため、電験二種以上があるととても重宝される時代でもあります。
稀少性が高い=市場価値が高いと同義のため、電験の資格を持つだけで、あなたの価値は数倍にも膨れ上がることでしょう。試験勉強での努力が実れば、一生食いっぱぐれなく、好待遇の企業で採用されることも珍しいことではありません。
「多少辛くても、自分の価値を高めるためなら何だってする」という方であれば、この資格を目指すのもアリです。
この資格で一発逆転も可能だと思いますので、パチンコ・競馬などの賭け事やギャンブルをやるくらいなら、自分に投資した方が絶対にお得だと思います。
電験に、実務経験は必要ない
電験の試験には、施工管理のような「受験資格」は存在しなく、純粋に得点のみで合否が決まります。
つまり、老若男女問わず、経験も問わず、資格にチャレンジすることが可能です。
若い方が何かと有利なのは間違いありませんが、歳を重ねても受験資格はあるため、老後はちょっと楽したい気持ちがあれば、第二の人生を電気主任技術者として活躍するのも悪い選択肢ではないでしょう。
電験を、受験しよう
そんな訳で、電験は幅広くいろんな方にオススメしたい資格です。
私も、次年度こそ受験を視野に入れています。(今まで忙しさを理由に、受験しませんでした)
まあ何れにせよ、私も頑張りますので、受験をお考えのみなさんも、一緒に頑張りませんか?
繰り返しますが、時間はあっという間に過ぎます。思い立った時が行動の時ですので、時間を無駄にしないためにも、当記事を参考に早めの行動計画を立てていただければと思います。