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1級土木施工管理技士の学科試験の攻略法【勉強方法と対策】

施工管理

1級土木施工管理技士を目指す人「1級の土木施工管理技士を目指す。まずは学科試験。でも、何をすれば良いのかわからない。どう対策するのが良いか、良い情報ないかな。」

この記事は、上記のように「1級土木施工管理技士の学科試験」を受験される方向けに、合格を目指すための内容となっています。

受験される方にとって、有益となる情報を多数盛り込んでいます。
是非、最後までお読み下さいませ。

具体的には、学科試験の傾向を掴んでいただいたり、得点を高めるために、出題傾向や範囲の分析・研究を進める目的で、この記事を書いています。

この記事でわかること

  • 1級土木施工管理技士の学科試験の試験日
  • 1級土木施工管理技士の学科試験の設問と出題範囲の確認
  • 1級土木施工管理技士の学科試験の勉強方法および受験対策

1級土木施工管理技士の学科試験の試験日

手帳のカレンダー

直近の試験は令和2年度となり、1級土木施工管理技士の試験のうち、学科試験は下記の通りとなります。

令和2年度 1級土木施工管理技士の学科試験日程

  • 学科試験  :2020年 7月 5日(日)
  • 学科合格発表:2021年 8月20日(木)

学科試験スケジュールを共有しよう

学科試験の受験については、個人のスケジュール管理もそうですが、会社の仲間の協力も必須です。受験される方は、試験日に確実にスケジュールを開けられるよう、上司や会社に早いうちに申告しておくと吉です。

日曜日のため、たとえ建設業といえどお休みはいただけると思いますが、万が一がありますので、要注意です。

スケジュールを実際に確認したら、次は、学科試験の対策(試験の傾向、勉強方法の確認など)について考えていきましょう。これも早めに進めるのが吉です。

1級土木施工管理技士の学科試験の設問と出題範囲の確認

ノートやペンを広げている勉強机

1級土木施工管理技士の学科試験を受験するにあたって重要なことは、試験問題として出題される問題の頻度と範囲を絞り、勉強をすることでしょう。

技術者としては土木に関すること全てを学習し、身につけることが一番望ましいのですが…時間的にも労力的にも、限られた試験勉強期間で習得するにはちょっと非現実的ですね。

よって、試験問題として出題される範囲や頻度、設問の作られ方や数などを事前に調べておき、学科試験の傾向を掴んだうえで勉強に取り掛かることが効率的だと言えます。

過去問を最大限活用しよう

先述の「傾向を掴む」方法としては、独学で労力が軽いものとしては、例えばこれまでの過去問を振り返ってみることがオススメです。

なぜなら、これまでの1級土木施工管理技士の学科試験は、

  • 過去問の類似問題が多く出題される
  • 設問数・回答すべき問題数は過去問と同様である。

という傾向だからです。
これは、令和2年度でも同様となるでしょう。

つまり、過去問を一通り理解できれば、ご自身が受験する年度の試験もかなり優位になることは間違いありません。

1級土木施工管理技士の学科試験設問数の確認

まずは過去問の傾向を振り返り、どのような設問数・解答条件・得点配分となっているのかを、確認してみましょう。

出題範囲と設問数

問題A・午前の部 (2時間30分)
区分 細分 出題数 解答数 解答区分
土木一般 土工 5 15 12 選択問題
コンクリート工 6
基礎工 4
専門土木 構造物 5 34 10 選択問題
河川・砂防 6
道路・舗装 6
ダム・トンネル 4
海岸・港湾 4
鋼橋塗装・鉄道・地下構造物 5
上・下水道 (薬注・土留め) 4
法規 労働基準法 2 12 8 選択問題
労働安全衛生法 2
建設業法 2
道路関係法 1
河川関係法 1
建築基準法 1
火薬類取締法 1
騒音・振動規制法 1
その他の法令 1
(問題A合計) 61問 30問  
問題B・午後の部 (2時間)
共通工学 測量 1 4 4 必須問題
契約・設計 2
機械・電気 1
施工管理 施工計画 5 30 30
工程管理 4
安全管理 11
品質管理 7
環境保全 2
建設副産物 2
(問題B合計) (35問) (35問)  
[合計] 96問 65問  

上記の表から、

  • 各区分から、細分を選択し、解答する
  • 出題数・解答数が決まっているため、1つにヤマを張るような勉強はNG
  • 土木の実務だけではなく、法令についても勉強が必要

などが読み取れますね。
特に午前は選択問題のみで構成されており、ちょっと注意です。

指定された数より回答数が多かったり、少なかったりすると減点の対象になったりします。

なので、解答する数には気をつけましょう。

では、次からは、各区分の内容をより詳細に確認していきましょう。

学科試験【区分】土木一般の内容

ここは土木の基礎的な内容となっており、どの分野でも共通するものです。

  • 土工関係
  • コンクリート工関係
  • 基礎工関係

の3種類に絡んだ設問となり、基本、覚えやすい内容だと考えられます。
ここでは極力得点が得られるよう、学習ウエイトを大きくしておくと良いでしょう。

学科試験【区分】専門土木の内容

この分野が一番難しいかもしれません。ご自身の経験に一番近しい内容から、問題を選択して下さい。

  • コンクリート構造物・鋼構造物
  • 河川・砂防・道路・舗装
  • ダム・トンネル・海岸・港湾
  • 鋼橋塗装・鉄道・地下構造物/li>
  • 上・下水道 (薬注・土留め)

となっており、スーパーゼネコン勤務だとしても、流石にこの全てを経験している方はほぼ皆無だと思います。

ここは無理せず「ご自身の経験に一番適した内容」を選択の上、学習を進めるべきでしょう。

私の考えですが、ここの分野は極める必要はないと考えます。専門分野はやはり難しいことと、人によっては全問解答できるだけ土木の分野に広く携わっているかは定かではないからです。(受験資格はあるが、経験の浅い大卒の若者など)

私の場合ですが、基礎工事はよく行うためコンクリートについてはわかりましたが、その他の分野は正直全然わかりませんでした。

なので、わかる範囲のみ学習をし、全体的に合格点を取れるようになってから、余力が生まれて他の分野も学習してみた感じですね。

試験は全体で6割以上得点を獲得できていれば良いので、この専門分野で数問落としても、他でカバーできていればOKです。

勿論この考えは人それぞれですが、私の場合、上記の通りの戦略で試験勉強に臨みました。皆さんも試験問題を確認してみて、どのように動くか考えてみてください。

学科試験【区分】法規について

この分野は私のオススメ分野です。

  • 労働基準法・労働安全衛生法
  • 建設業法・河川法・道路法
  • 道路交通法・建築基準法
  • 火薬類取締法・騒音・振動規制法
  • その他法令等

上記の通り。

なぜ法規がオススメかというと、設問の選択肢の中に「明らかにこれは間違いだな」というものが見つけやすく、正解を狙いやすいからです。

また、学習が深くなくても、なんとなく感覚的に、この「考えはおかしいのでは…」というような目星をつけやすいです。

そして、施工管理を目指す方にとっては、施工技術もそうですがこういう法規に沿って管理を行うことが重要です。将来的にも役に立つ内容となりますので、試験勉強をしながら、法規の知識を吸収していくと良いでしょう。

学科試験【区分】共通工学・施工管理の内容

ここからは必須問題となります。

  • 測量・契約・設計図書
  • 機械・電気
  • 施工計画・工程管理
  • 安全管理・品質管理
  • 環境・建設副産物

つまり、上記の全てに解答する必要があります。

必須問題=必ず解答する=選択問題で逃げる事ができない=勉強の成果が大きく反映されやすい

と、言えますね。

勿論、午前の選択問題も勉強の成果が反映されるものですが、選択制という性質上、他に答えやすい問題を見つけられれば回避可能です。

よって、選択問題と必須問題とはちょっと性質が異なります。

なので、必須問題は「逃げる事ができない問題」として、むしろ全問正解する勢いで完全に仕上げておく事がオススメです。

というのも、学科試験は例年「午前+午後合わせて6割以上で合格」ですが、午後の必須問題を全問正解できれば、それだけで全体の5割程を確保できることとなります。

よって、必須問題の得点配分35点はかなり大きなポイントであり、必須という性質上いかなる理由でも回答せざるを得ないのであれば、しっかり勉強して満点に近い点数をとった方がお得だと考えます。

また、この必須問題は、1級土木施工管理技士として避けては通れない内容(施工管理として重要な、施工計画・工程・安全・品質と言った要素)です。

例えば建設業法、労働基準法など。施工管理技士は法令遵守にて施工を管理する必要があるため、知らないじゃ済まされません。

なので、選択問題似合った法規と合わせ、この分野もしっかり頭に叩き込む事が、将来の自分のためとなります。

「受験勉強が実務にも役立つ=将来の自分への投資」と割り切り、しっかり頭に入れましょう。

自分に合う勉強方法を決めよう

こう言ってしまっては身も蓋もありませんが、結局のところ合格基準(学科試験で6割以上の得点を獲得する)に合格すればOKです。

ただし、現実問題、限られた勉強時間で得点を伸ばすには、

  • 必須問題の正解率を高める
  • 選択問題は、わからない範囲については捨て、わかるところの正解率を高める

上記が効率的であることは間違い無いと自負しております。

選択問題であろうと必須問題であろうと、得意なものから自分のものにできるよう、勉強計画をしっかり立てましょう。

1級土木施工管理技士の学科試験の試験勉強の方法および受験対策

本を持って階段を進む少年の絵

ここからは、私の実体験に基づく試験勉強方法について、解説します。

なお、筆者は1・2級土木施工管理技士と、1・2級電気工事施工管理技士を所有しております。

1級土木施工管理技士の学科試験の勉強計画

筆者がオススメする勉強計画としては、下記の通り。

  • とにかく、過去問をひたすら解く
  • 必須問題は全問正解を目指して力を入れる
  • 選択問題は何を回答し、何を捨てるか計画しておく
  • 実際に時間を測定しつつ、過去問を解いてみる

さらに少し、解説します。

過去問をひたすら解く理由

参考書ありきの学習は、無意味ではありませんが非効率的です。
特に初めての受験者は、まずは過去問で問題の傾向をつかむことが重要です。

悲しいことに、試験にでなさそうなところを深く勉強しても、「試験合格」できる保証はありません。「試験のための勉強」であれば、試験の形式に一番近い過去問の構成に慣れることが必須です。

必須問題に力を入れる理由

前述しましたが、選択問題と違い、わからないからと言って飛ばしたりすることができません。

また、施工管理技士としての必要な知識に直結する分野でもあり、勉強のウエイトを大きくするのには合理的と判断できるからです。

選択問題の捨てる範囲を決める理由

選択問題であるがゆえ、全問解答することは出来ません。なので、得意分野のみに注力すべきでしょう。
そのためには、過去問による出題分析は必須です。

時間測定する理由

実際の試験は、解答時間が決められています。

最初は何時間かけても良いですが、最終的には試験時間内(2時間程、午前・午後で異なる)で完了できるよう、時間感覚を身につけておく必要があります。

勉強のお供に、過去問集やテキストを準備しよう

これまでの理由により、過去問集は必須です。お早めに準備しましょう。

テキストも過去問と一緒に使用するのであれば無駄にはならず、自宅に揃えておくことは有効的だとは考えます。

なお、仕事帰りに買うのはなかなか億劫になったり、時間がなかったりするため、インターネットでパッと買ってしまう方が楽で良いと思います。

1級土木施工管理技士の通信教育

勉強を始める方の中には、「独学では辛い…」という方もいらっしゃると思います。
そんな方には、1級土木施工管理技士の「通信教育」の存在をお知らせさせて頂きます。

1級土木施工管理技士の資格は、独学でも決して無理ではない難易度です。

ですが、日々多忙な業務に追われる中で、勉強時間の確保は難しかったりしますよね。

そんな少ない時間の中、最大に効率を上げるには、やはりノウハウを知った者のもとで学ぶことかと考えます。

実際のところ、勉強が大事だとわかっていても、、仕事が忙しかったり、一人では辛かったりしますよね。

そんな方にオススメなのが、1級土木施工管理技士・独学サポート受験対策講座という通信教育だったりします。



基本的に教材を独学でこなす必要はありますが、わからないところの質問に答えてもらえるサポート付きです。

わからないところは、自分で調べるより人に教えてもらう方が理解の進みが早くなったりしますよね。

また、この教育、学科試験ののみならず、実地試験もサポートして頂けます。

この教育の素晴らしいサポートの一つに、なんと「実地試験の作文代行サービス」という素晴らしいものがあります。これだけでも力を借りるべき素晴らしいサービスです。

この通信教育のメリット「作文代行サービス」

このサービスを導入すると、実は必須問題である施工体験記述の悩みから解放されます。「実務に基づく施工体験記述」の代行サービスが存在するからです。あなたの経験をプロが聞き取り、あなたの経験に合った作文が作成されます。あとは、それを覚えればいいだけ。

確実な成果を求めるのであれば、このようなプロを頼るのも手だと考えます。文章を書く練習が不要となり、ぶっちゃけこのサービスで苦労せず合格への道がぐんと近づきます。

何回も不合格になりそうで不安…という自信のない方は、勉強時間とお金を何年も使い込むよりは、このような便利なサービスを利用した方が、試験費用もそうですが時間を有効に使えて良いことだと思います。試験日は1年間に1回しかなく、学科試験合格の有効期限は、合格した年を含め、2年しかありません。

勿論、作文以外の必須・選択問題の内容も、しっかりサポートしてくれます。宜しければ、ご検討ください。



1級土木施工管理技士 学科試験はあっという間にやってきます。

令和2年(2020年)の7月の試験日は、あっという間にやってきます。まだ勉強時間があると思ってさぼっていると、後で痛い目に合うかもしれません。

できることを、できるうちから、早めに着手していきましょう。

学科試験、合格することを願っています。

参考記事

その他の1級土木施工管理技士の試験についても、記事にしております。
併せてご確認下さい。