【2019年度】第二種電気工事士の筆記試験結果が公開されました【上期】
2019年6月2日(日)に、第二種電気工事士の筆記試験が実施されました。受験された皆様、お疲れさまでした。手ごたえはありましたか?
早速ですが、筆記試験の結果が公式に発表となりましたので、ここで確認場所をお知らせいたしますね。
また、僭越ながら過去記事を…。上期技能試験、下期試験日程についても書いております。
もうすぐ2019年度の第二種電気工事士・筆記試験(上期)の試験日!下期情報も!
2019年度の第二種電気工事士の試験日のうち、筆記試験(上期)が2019年6月2日(日)と、もうそこまで迫っております。すでにご存じかと思いますが、念のため試験日情報を技能試験含めご紹介します。また、併せて下期の情報もあります。技能試験についても少々書いておりますので、受験される方は間違いないようご確認ください。
下期についても、記事にしました。
第二種電気工事士の技能試験(下期)の準備【2019年・令和元年】
令和元年(2019年)の第二種電気工事士下期技能試験が、2019年12月に開催されます。まずは筆記試験の合否確認をし、それから技能試験の準備・対策を行いましょう。テキストを準備するの大事ですが、工具を揃えて手を動かし、実技を磨くことが最重要です。そのために準備する内容をここで解説します。
2019年・上期 第二種電気工事士 筆記試験合格者一覧について
試験問題および解答は、「一般財団法人 電気技術者試験センター」さまにて発表されております。
下記リンクから進んでください。
なお使用方法ですが、「令和元年度 第二種電気工事士試験 上期筆記試験」の左側にある白丸をぽちっと押し、受験票番号を入力し、「検索」と書かれたボタンをぽちっと押すだけです。
無くしてはいないでしょうが、受験票番号がわかるもの、お持ちですよね…?
第二種電気工事士 筆記試験に合格したら、技能試験の対策に移りましょう…
合格された方、おめでとうございます。早速来月の技能試験の準備に取り掛かりましょう!準備は早ければ早いほど有利です。合格後の休息を堪能できたら、気持ちを切り替えてもうひと頑張りです!
不合格だった方は…下期試験を狙いましょう!焦る必要はありません。時間はまだたくさんあるので、今回ダメだったところをしっかり見直し、試験に臨みましょう!
※下期の筆記試験は、2019年10月 6日(日)となります。
第二種電気工事士 技能試験の候補問題および日程の確認
電気工事士の技能試験は、「候補問題」というものが事前に発表され、その中のどれか1つによく似た問題が、実際の試験問題となります。つまりは、候補問題が一通り理解できれば、実際の試験も簡単に攻略することが可能となります。受験者の皆様ならとっくにご存知かと思いますが、候補問題をよく確認し、自信がつくまで繰り返し練習することが合格への王道となります。
ここにその候補問題が紹介されておりますので、リンクを貼っておきますね。
»2019年上期・第二種電気工事士の技能試験候補問題について
リンク先は第一種電気工事士のものもあります。混同しないよう注意してください。
なお、上期の技能試験実施日は、2019年7月20または21日となっております。受験票を確認してください。どちらかの日付が書かれております。間違えないよう注意です。
せっかくの筆記試験合格を無駄にしないよう、今からスケジュール調整しておきましょう!
スケジュールも勉強も、早めのアクションがカギです!
【余談】第二種電気工事士 技能試験に必要な工具類
まだ少し気が早いかもしれませんが、技能試験のことも早めに考えてくださいね。
実技においては特に工具は持っていないと何もできないということも起こりえます。
受験者の方であればお手元にあると思いますが、受験の案内に、以下のように書かれています。
技能試験では、電動工具以外の全ての工具を使用することができます。
なお、下記の指定工具は最低限必要と考えられますので、受験者は必ず持参してください。[ 指定工具 ] ペンチ、ドライバ(プラス、マイナス)、ナイフ、スケール、ウォータポンププライヤ及びリングスリーブ用圧着工具(JIS C 9711:1982・1990・1997適合品)
※第二種電気工事士 受験案内より引用
また、補足として、
(a)リングスリーブの圧着は、リングスリーブにJIS C 9711に適合する圧着マークが刻印されることが求められます。リングスリーブ用圧着工具は、JISの「屋内配線用電線接続工具・手動片手式工具・リングスリーブ用」(JIS C 9711:1982・1990・1997)の規格のもの(握り部分の色が黄色のもの)を使用すれば、この圧着マークが刻印されます。○、小、中、大の刻印が明確にでるものを用意してください。なお、上記以外のリングスリーブ用圧着工具(1982年より以前のJIS規格のリングスリーブ用圧着工具を含む。)で圧着し、リングスリーブに圧着マークが刻印されない場合は欠陥の対象となります。
(b)試験中の工具の貸借はできません。
(c)持参する工具の数量に制限はありませんが、作業用机が狭いので、その上に置く工具は、他の受験者に迷惑のかからないようにしてください。
(d)カッターナイフで怪我をされる方がおります。使用は自粛してください。
(e)回路計(テスター)等の計測機器は使用できません。
(f)「保護板」は配付されたもの以外使用できません。
(g)手袋、工具を入れるための腰ベルトは使用できます。
※第二種電気工事士 受験案内より引用
と書かれております。
実際に試験会場に行ったことのある者であればご存知かと思いますが、試験のための机のスペースはそんなに広くありません。お気に入りの工具を沢山持っていくことはできないと考え、必要最低限のもので作業ができるよう、よく考えてくださいね。
また、書かれている通りカッターは使用しなくても出来るのであれば、ナイフの方が望ましいと思います。カッターは切れすぎ、電線を傷つけたり、指先を切ったりしがちなので…。
そして、指定工具のものは確実に持っておきましょう。案内に指定工具が最低限必要と書かれている以上、絶対に準備しましょう。
ここでは必須の指定工具・その他おすすめ工具の例を何点か紹介しておきますね。
持っていない方は今すぐ準備しましょう!
ペンチ
電気工事士ではなくても必ず1つは工具箱に入れておきたいペンチです。ペンチに問わず、工具は安物でもとりあえずその場しのぎにはなりますが、良いものを買って、手になじませながら何年も使用する方がおすすめです。メーカーや値段は様々ありますが、手になじむペンチが一番良いペンチです。ちなみに私のおすすめはフジ矢です。ハイパワータイプ等もありますが、電気工事士の試験ではスタンダードタイプで十分でしょう。
ドライバー(プラス・マイナス)
プラス・マイナスどちらも1本は欲しいところです。サイズはプラスで2、マイナスで-6が一般的かと。長さは150を良く使用しておりますが、ご自身の使いやすい長さで買いそろえてください。上の写真のようにボールグリップ型も良いですが、私はスーパークッショングリップを愛用しております。国産ではベッセルが一番良いです。
ナイフ
切れすぎないで切れるナイフが最適です。切れすぎないとは、被服は切れるけれど芯線が傷つかないという意味です。関係のない被服や芯線を欠損させると不合格になるのでご注意を。ナイフは安くても十分です。机の上をコンパクトにするのであれば、折りたたみタイプが適しています。
スケール
電線寸法の計測等で使用します。寸法を測れるものならばコンベックス(巻き尺)タイプでなくてもOKです(直尺など)
使いやすさ、作業スペースの確保といった意味で、私はコンベックスを使用しておりました。
ウォーターポンププライヤー
金属管工事などで使用します。試験問題によっては使わないこともあるかと思いますが、絶対持って行ってくださいね。こちらも基本どのメーカーでも良いと思います。見た目で選ぶのもありです。
圧着工具(リングスリーブ用)
リングスリーブを圧着する工具です。大・中・小・〇すべてが押せるものを1丁持つとよいと考えます。持ち手は必ず黄色いグリップのものを選んでくださいね。
VVFストリッパー(便利!)
こちらは指定工具ではないため、無くても作業はできます。ですが、大変便利なため、時短となるので余裕があれば買ってみてください。こういう便利グッズはよく「こんなの実務では通用しない。邪道だ」と言われるものです。ですが試験は試験と割り切り、使用するのが吉でしょう。 それに実務でも使えないことなんてありませんので安心してください。
【材料】候補問題の材料等について
職場等で電線をいいだけ手配できる人は抜きとして、独学でされている方は実際に一通り作ってみることを強くお勧めします。頭の中のイメージだけで試験を受けると痛い目に合うと思います。
最近は便利なキットもあるので、参考書ともどもご参考にしてみてください。
また、先に挙げた工具類、一つひとつ買い集めるのが手間という方は、まとめて買うことも可能です。
準備は早めに進めよう
工具を手配したり、実際に練習したり、時間はあるようで実はそこまでありません。
技能試験を最高のコンディションで迎えられるよう、試験スケジュールは早めに計画してくださいね。