【令和2年】1級電気工事施工管理技士の実地試験の対策【2020年】
ここでは、令和2年(2020年)の1級電気工事施工管理技士の実地試験について、概要と対策について解説していきます。
※私自身、1級・2級の電気工事施工管理技士の資格を有しています。
この記事でわかること
- 1級電気工事施工管理技士 実地試験の試験日
- 1級電気工事施工管理技士 実地試験の問題内容
- 1級電気工事施工管理技士 実地試験の対策
令和2年(2020年)1級電気工事施工管理技術検定の試験日
1級電気工事施工管理技士の試験のうち、実地試験は下記の通りとなります。
- 実地試験 :2021年 2月21日(日)
- 実地合格発表:2021年 6月 4日(金)
コロナウイルスの影響で、試験日が上記の通り変更となっていることに注意です。
実地試験日についてスケジュールを確認したら、次は、実地試験の対策について考えていきましょう。試験対策は早めに進めるのが吉です。
令和2年(2020年)1級電気工事施工管理技術検定の実地試験の詳細

初めての受験者「電気工事の施工管理技士になりたい。実地試験って、どんな問題が出るのかな?」
その問いの答えとしては、この記事を読んで頂ければOKです。
1級電気工事施工管理技士 実地試験の問題内容
参考に、ここでは昨年(2018年・平成30年)の実地試験の表紙にある注意事項を紹介します。画像の通り、5問の必須問題から成り立っています。
ここ数年(7年程度を振り返り確認)、解答条件や問題数に変更が無いため、令和2年も同じ傾向となると考えて良いでしょう。気になる問題構成については、以下の通りです。
実地試験問題1:電気工事における、施工体験記述問題
まず最初に、一番の鬼門、電気工事における施工経験記述問題から始まります。ここを押さえるのが最重要です。
ですので、この施工体験記述問題をスルーして、他の問題でのみで得点を稼ぐというのは避けた方が良いでしょう。
では、施工経験記述とはどのようなものでしょうか。過去数年分の問題本文を確認すると。大きく2パターンが存在していますね。
- 自分自身が経験した電気工事のなかで、墜落災害又は飛来落下災害が発生する危険性があると予測した工事と、感電災害が発生すると予測した工事がについて、記述する。
- 自分自身が経験した電気工事のなかで、工程管理上の問題が発生する危険性があると予測した工事と、品質管理上の問題が発生する危険性があると予測した工事について、記述する。
上記の通りです。
つまりは、経験した電気工事のうち、墜落災害又は飛来落下災害、感電災害、工程管理、品質管理に関するエピソードが書ければ合格率がぐんと跳ね上がることがわかります。ここは確実に押さえておきましょう。
また、小さなテーマとして、上記2パターン以外の内容も問われます。年度毎にどのように設問が移り変わっているかというと、
- 工程管理・品質管理(令和元年・2019年)
- 墜落災害又は飛来落下災害・感電災害(平成30年・2018年)
- 工程管理・品質管理(平成29年・2017年)
- 墜落災害又は飛来落下災害・感電災害(平成28年・2016年)
- 工程管理・品質管理(平成27年・2015年)
- 墜落災害又は飛来落下災害・感電災害(平成26年・2014年)
- 工程管理・品質管理(平成25年・2013年)
- 墜落災害又は飛来落下災害・感電災害(平成24年・2012年)
- 工程管理・品質管理(平成23年・2011年)
- 墜落災害又は飛来落下災害・感電災害(平成22年・2010年)
上記の通りです。面白いことに、今のところ1年おきに交互に入れ替わっていることがわかります。今年も同じパターンで来る可能性は高いですね。(※確証はありません)
試験問題に関するさらに深い内容については、過去問を実際にご確認いただき、対策を練っていただければと思います。参考に、過去問集を紹介いたします。
実地試験の過去問の分析は、合格には欠かせません。一発勝負でなんとかなる問題はまず出ないので、しっかりと早めに対策を行いましょう。
なお、施工体験記述問題では、以下のような工事概要ついても記載が必要です。
- 工事名
- 工事場所
- 工事概要(概算の請負金額、概要)
- 工期
- 工事現場における施工管理上のあなたの立場
- あなたが担当した業務の内容
この6点は確実に問われるので、必ず暗記しましょう。実際に施工管理した工事なら、だいたいは覚えているはず。しっかり押さえておきましょう。
工事概要についての記事はコチラ
電気工事施工管理技士の施工経験記述問題のうち工事概要の書き方
電気工事施工管理技士の実地試験は、1級・2級問わず施工経験記述問題が重要となります。そこでの作文はもちろんのこと、工事概要(工事名や工期など)をしっかり書くことも重要です。ここでは、その工事概要についての書き方を確認・解説します。
施工経験記述についての記事はコチラ
1級電気工事施工管理技士の施工経験記述の攻略【解説とヒント多数】
令和元年(2019年)10月に、1級電気工事施工管理技士の実地試験が開催されます。試験に向けて勉強に励んでいる方が多数かと思います。まだ勉強していない方でも、間に合いますのでご安心を。本記事では、実地試験の施工経験記述問題のヒントとなりうる内容を多数取扱っています。作文の参考にして頂ければ幸いです。
実地試験問題2~4:語句説明・工程表・穴埋め問題等
2019年から2012年までを確認しましたが、どれも共通して、
- 電気工事に関する指定キーワードの方法・対策について記述する。
- ネットワーク工程表に関する問題。
- 指定キーワードの用語説明
- 法令(建設業、電気事業法等)に関する穴埋め問題
が出題されています。
令和2年でも同じような傾向となるかと思います。これらの設問については、過去問から傾向を掴むのが確実かつ最短の攻略法です。
やはり、過去問をしっかりと進めましょう。
1級電気工事施工管理技士 実地試験の対策
何度も説明していますが、過去問を解きまくる。これが最短かつ最も効果的な攻略法です。
過去問問題集を周回し、1冊完全に覚えると合格点は到達するでしょう。早めの着手をお勧めします。
1級電気工事施工管理技士 実地試験の過去問
ネットで過去問と検索するとそれなりに出てきます。
ただし、正しい発行元(主催者である建設業振興基金さま)以外の過去問のデータが、本当に正しいかどうかは、私ではわかりかねます。
安心安全な過去問集を購入しよう
きちんとした解説がついた書籍を買って勉強する方が良いと考えます。
地域開発研究所さまの問題集が一番良いと考えます。
私もそのテキストで、1級・2級共に1発合格しました。2020年度版を買うのをお忘れなく。
施工管理の実地試験のテキストは大型書店でないと置いていないところも多く、仕事帰りに寄るのも億劫だったりするので、ネットでさっと買ってしまうのが楽で良いと思います。
過去問も繰り返すと似た傾向であることがわかるかと思います。試験問題に加えて、似た傾向の分野を集中して学ぶことで、効率的な学習となるでしょう。
施工体験記述問題については、解説がしっかりとした問題集を手に入れ、一度はその解説の通り記載してみるのが良いでしょう。
良くあるのが、書かずに暗記する行為です。これは大変危険です。
試験は、紙に書くという行為が必ず発生します。本番同様、紙に書きながら、覚えていくのが一番良いでしょう。
1級電気工事施工管理技士 実地試験の通信講座
必修問題の施工体験記述については、どうしても文章の得意・不得意が影響してしまいます。書くことに自信がない方は、通信講座を使用するのも一つの手です。
少ない時間の中、最大に効率を上げるには、やはりノウハウを知ったものの下で学ぶことかと考えます。
参考に、このようなサイトがありますので、紹介いたします。
このサービスを導入すると、実は必須問題である施工体験記述の悩みから解放されます。「実務に基づく施工体験記述」の代行サービスが存在するからです。あなたの経験をプロが聞き取り、あなたの経験に合った作文が作成されます。あとは、それを覚えればいいだけ。
確実な成果を求めるのであれば、このようなプロを頼るのも手だと考えます。文章を書く練習をしようと言いましたが、ぶっちゃけこのサービスで苦労せず合格への道がぐんと近づきます。
何回も不合格になりそうで不安…という自信のない方は、勉強時間とお金を何年も使い込むよりは、このような便利なサービスを利用した方が、試験費用もそうですが時間を有効に使えて良いことだと思います。試験日は1年間に1回しかなく、学科試験合格の有効期限は、合格した年を含め、2年しかありません。
勿論、選択問題の内容も、しっかりサポートしてくれます。宜しければ、ご検討ください。
1級電気工事施工管理技士 実地試験はあっという間にやってきます。
2019年10月の試験日は、あっという間にやってきます。まだ勉強時間があると思ってさぼっていると、後で痛い目に合うかもしれません。
できることを、できるうちから、早めに着手していきましょう。
実地試験、合格することを願っています。