建設業の年収は高いって本当?自分の給料を公開して比較してみる
今回の記事は、建設業の年収についてです。
年収と聞くと、建設に携わる方以外でも興味をお持ちになる方がいらっしゃるかもしれませんね。
この記事を書こうと思い立ったのは、とある記事を見たからです。ここではその記事を紹介するとともに、その記事で書かれてある年収と、私の年収・給料などを紹介していきます。
それでは、まずは対象のニュースから紹介していきますね。
上場企業の平均年収は606万円、トップはなんと建設業
最初に、ニュースサイトをこちらに紹介いたします。
上場企業の平均年収は606万円、トップは?
上場企業の平均年収は606万円、トップは?
上場企業で働いている人は、どのくらいの給与を手にしているのだろうか。上場企業(2018年決算、2591社)の平均年収は606万2000円で、前年よりも7万円(1.1%増)増えていることが、東京商工リサーチの調査で分かった。
こちらの記事にグラフと表が画像で公開されているのですが、特に表の方に注目してみてください。
建設業の平均年収が718.7万円ということで、めでたくトップとなっていることがわかります。
この背景としては、例えば、
- 2011年の東日本大震災からの復旧工事
- 都市開発と老朽化対策工事
- 2020年の東京オリンピックに向けた建設ラッシュ
など、途切れることなく建設業界に金が入る期間があったことでしょう。
東京オリンピック終了後の建設バブルも危惧されておりますが、北海道新幹線やリニア中央新幹線(JR東海)などの大型建設もあることですし、いきなり落ち込むことはないと考えます。
作業員の高齢化という現実問題はそこまで来ておりますが、もうしばらくは安泰な業界であると考えております。何せ建設がなくなると人が生活できませんから、仮に業界全体が落ち込んでも日本という国が業界を支援することとなるでしょう。
しばらくはこの建設業の平均年収は高いまま維持されるのではと考えております。
平均年収という落とし穴
勘が良い方なら気付いているかもしれませんが、平均年収を釣り上げているのは一部のスーパーゼネコン(大林組、清水建設、鹿島建設、竹中工務店、大成建設)です。そのような強者を除いても、上場企業と言えど格差があり、先ほどの平均年収の606万円を下回る会社もあるでしょう。
ただしこれは他の業界にも言えることで、結局は上を見たらきりがありませんし、下を見てもきりがないと思います。
そして、年齢によっても金額が異なるため、先ほどの平均年収を見て一喜一憂しすぎない方が心の健康にも良いと思います。
今自分の給料が平均より高ければ素晴らしいことですが、低くても悲観することはないと考えます。
ただ、どうすれば年収アップにつながるのかということを考えながら行動すべきであるとは思っています。どうしても変わらない職場なら、転職することも視野に入れる必要があると考えます。
建設業歴約10年、年収を公開します
今回は私の年収モデルを公開してみます。まずは条件として、
- 30代中盤 男
- 役職あり(一番最初につく役職)
- 既婚子無し、通勤手当、家族手当、家賃手当あり
- 燃料手当あり(北海道特有?)
- 完全週休二日、時間外賃金100%あり
- 賞与あり(年2回)
- 資格手当は無し
を先に挙げます。
結論から申しますと、
- 基本給+各種手当のみで350~400万程度
- 賞与で年100万程度
- 時間外で年100万程度(月50時間程度)
- 合計550~600万円程度
となります。多いと感じる方もいらっしゃれば、少ないと感じる方もいらっしゃるでしょう。私としては少ないと考えています。
時間外これだけ働いて年収600万円ですからね…勿論貰えるだけ有難いのですが。
休日も出勤が多く、出張が長引けば家にも帰れず、何せ建設特有の3Kがあります。そんな生活で600万円あっても嫌な人は嫌だと思います。
まあ、平均年収に近しい位は貰えているので、建設業の平均年収606万円というのはあながち間違いではない情報だと思います。
建設業の仕事はお金だけじゃない
私は嫌なことはあるけれど、楽しいこともあるので、この仕事を継続できています。
使命感だけではメシは食えないですが、建設を通して使命感・達成感を感じるのも事実です。
ですが今、建設だけに依存するのではなく、これからの将来を見越して新しいお金の稼ぎ方を勉強中でもあります。
でもやがては、私も転職を考えるかもしれません。
もしそうなったら、それは年収を増やすという意味よりは、「楽しく仕事をする」という理念に基づく行動だと思います。もし転職するのであれば、その内容は記事にしたいと思います。
最後に、この記事を見て頂いての建設業が良いと思うかの判断は、読者に委ねたいと考えます。