【空調服】実際に着てメリット・デメリットの効果を検証【おすすめ】
北海道民の私ですが、時たま、仕事で道外へ行くこともあります。
過去の話となり申し訳ないのですが、2018年の7月末頃、関東のとある県へ、仕事で行きました。
その時期、ニュースにもなりましたが、2018年7月23日、埼玉県熊谷市で日本歴代最高となる41.1℃を観測、東京都青梅市で40.8℃を観測し都内観測史上初の40℃超えとなりました。
そう感じ、メンバー全員で文明の利器、空調服を手配。
宿泊先に通販で物品を受け取るという便利さ、はまりそうでした。
さて、こうして空調服を手に入れた訳ですが、日本歴代最高を記録するような真夏日に本当に効果があるのか。
半信半疑で使用し、暑さに弱い北海道民の私が実際に使ってみた感想と、オススメ度合いについて、ここに書き記します。
記事の内容
- 空調服の解説
- 着用者(ブログ管理人)スペック紹介
- 空調服を着てわかったメリット、デメリット
- 北海道と空調服の必要性
- 空調服導入のすすめ
そもそも、空調服とは何なのか
もしかしたら空調服というものを知らない方もいるかもしれませんので、紹介します。
空調服の特徴
空調服とは、読んで字のごとく、空調機能が付いた服です。
もっとわかりやすく説明すると、小さな扇風機(ファン)がくっついたジャケットのことです。一例として、下に画像を張ります。
メーカーによって若干ファンの位置が異なりますが、だいたい両腰骨のちょっと後ろあたりにファンが来るようになっています。
このファンはバッテリーで駆動し、ものによってはファンの強さを変更できるものもあります。
バッテリーの持ち具合に注意
当然ながら、ファンの回転数を上げるとファンの音がうるさくなります。その代わり、風が強くなり、冷却効果が高まります。そして、バッテリーの消耗も早いです。
この記事を書くために空調服でネットで調べていましたが、私が買ったものは地味な単色の空調服でしたが、実はおしゃれな空調服もあるんですね…。
どうせ着るなら、性能もですが見た目も良い方がいいですね。
値段とも相談の上、導入をご検討してみて下さい。
空調服を装着する前に、北海道民の私のスペックと仕事環境を紹介します
さて、空調服の使用感を解説する前に、私のスペックについて記載しておきます。
私のスペックがこちら
- 名前 :ショウジ
- 年齢 :30代前半
- 性別 :男
- 住所 :北海道
- 耐熱性:暑さに弱い
- 耐寒性:寒さに弱い
- 仕事内容:超大型機械の移動
という訳で、暑さにも寒さにも弱いです。
ですが北海道民、そういう人、多いのでは…と思います。
夏に弱いのもそうですが、冬にも弱いです。
冬は、ガンガンヒーター使用して真夏みたいな気温にしていますから。
暑さにも寒さにも弱いが真夏はシンドイ
先ほど記載した通り、暑さにも寒さにも弱いのですが、それを差し置いて関東の真夏はきついです。
特に、今回記事にした2018年7月末の関東はとけて蒸発する以外の感想がなかったです。
当時の仕事場の労働環境
わりと海沿いで仕事していたせいか、湿度が高く感じられました。
仕事中は主に屋外倉庫内での仕事でした。直射日光こそ当たりませんでしたが、薄暗く空気が淀み、湿度の高めで蒸し暑い環境でした。
なお作業時間は8-17時です。
その間、12-13時の昼休み以外、エアコンの風を感じられる場所は有りません。
そんな環境も、無意識のうちに心をむしばんで体調も悪くなりがちだったかもしれません。
湿度と熱中症をはじめ、熱中症の基礎知識は過去に記事にしたりしていますので、宜しければご参考にしてください。
熱中症の基礎知識と予防法・対処法【熱中症にならないために】
毎年夏になると、熱中症にて倒れたり亡くなる方のニュースが全国を駆け巡ります。実は自覚症状がないうちから、熱中症が始まっている可能性があります。その時から適正に対応できていれば、苦しまなくて済むケースもあったことと思います。ここでは熱中症の基礎知識として、最低限知っておきたいことと、予防法・対処法を解説しています。
空調服を装着した感想と、わかったメリット・デメリット
さて、そんな環境に対抗するべく空調服を着てみたのですが、結論から言うと「買ってよかった」です。
勿論、細かいことを挙げるとメリットばかりではありません。ですが、空調服を着ているか、着ていないかは、体感としてかなりの差があります。
まずは、空調服着用のメリットを挙げていきます。
空調服着用のメリット
実際に着てみて、身をもって感じたメリットは下記の通りです。
- 風が舞い込み、涼しさがUP
- 汗が乾きやすく、服の中の不快さが減少
- 体感温度が下がり、熱中症リスクの減少
- 体力の消耗感が減少
ぶっちゃけ空調服としては当たり前の性能なのですが、これ以上臨むものはありません。
グッドです。
着てみるまでは半信半疑だったり、仕事に行く前のホテル内での試着・試運転では微妙かな?と感じていたのですが、仕事本番ではやはり有難みを感じました。
私は、実際の科学的証明は抜きにして、体感で心地よさや快適さがUPするということが重要であると考えています。病は気からという言葉がありますが、暑い暑いと嘆いているばかりでは、体調は蝕まれ悪化する一方です。
そういった意味で、心の中の悪い気も風通しを良くしてくれるアイテムだなと、空調服を絶賛するのでした。
空調服着用のデメリット
絶賛しつつも、若干の不満点はやはりあります。正直に、あえて書きたいと思います。
- 気温が高すぎると、ファンからの風が生ぬるい
- 長時間の使用は、バッテリー持ち時間を気にする
- 空調服は普通の作業着に比べ重い
- 空調服自体の破損に気を遣う
さらに補足します。
作業場の室温35〜40度近辺ともなると、ファンからの風が生ぬるさを感じるようになります。
私が購入した空調服は、バッテリーが8時間は持つものでした。
ですが、ファンの強さMAXにする=バッテリー消耗が激しいとの考えから、MAX風量の6-7割くらいの出力で常時使用していました。
この点は、バッテリー性能の向上に期待したいです。
また、服の中にファンやバッテリーを格納するため、重くなるのが玉にきず。
あと、空調服は比較的高価なため、取扱いに気を使います。
こんなところでしょうか。激しく体を動かす人には、空調服の種類や特徴などをしっかり検討したうえで導入した方が良いかもしれません。
北海道の夏に空調服は必要か【結論・あると便利】
関東の夏に空調服は最適と考えますが、ぶっちゃけ北海道は必須とまでは行かないレベルだと思います。
なぜなら、真夏日が少ないからです。驚くことに、7月現在でも早朝等は暖房使用する日もあります。
ですが、悪いものではないので、導入しても良いと思います。北海道でも温度がとても高くなる地域はあります。費用対効果を検討の上、選択してみて下さい。私の今の現場では、確実に不要です。
ですが、せっかくの空調服、たまには着てみようかなとも思います。
空調服導入のすすめ
全国的に、道民以外は特に、大多数の方が真夏日の炎天下のもと働くことになると思います。空調服は徐々に認知され、導入する企業も増えてきたことかと感じています。
これまでに1度も空調服を試したことの無い方は、試しに試着や導入を検討してみてはいかがでしょうか。
いずれにせよ、今年の夏も記録を塗り替える気温が記録されるかもしれません。
また、仕事だけではなく、ゴルフやキャンプなどでも導入されているとのこと。見た目もカッコよくスタイリッシュなものも多いですね。どうせ着るなら、見た目が良くて気分がアガるものがいいですね。
もちろん、Amazonや楽天などでも購入可能です。
建設業のように、炎天下や高温となる場所で作業をしなくてはならない業種の方は、空調服を検討してみてはいかがでしょうか。
特に7月から8月にかけて、熱中症リスクを撲滅するよう、しっかり対処してくださいね。