Shoji

令和元年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」に参加しよう

美容・健康

7月からは全国安全週間の本週間となります。

この全国安全週間、様々な産業で展開されていると思われますが(私は建設業で、勿論大々的に取組を強化しております)その一環として、熱中症防止に力を入れようというキャンペーンが展開されています。

その名も、「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」です。

もしかしたら、このキャンペーン名、初耳の方もいらっしゃるかもしれませんね。皆様の職場や家庭でも応用可能な情報が網羅されていますので、一緒に確認してみましょう。

「 STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」について

STOP!の看板を持ったシロクマ

STOP!熱中症 クールワークキャンペーンの方針

このキャンペーンは、厚生労働省や中央労働災害防止協会 (中災防)などが主唱するもので、その名の通り「職場での熱中症を予防しよう」という取組みとなります。

毎年4月が準備月間となり、キャンペーン期間は5~9月となります。そして、7月は重点期間となり、特に力を入れた取組を実施しています。

なお、主唱者は、以下のような内容を実施し、活動を広めています。

熱中症予防に係る周知啓発資料等の作成・配布

  • 熱中症予防に係る有益な情報等を集めた特設サイトの開設
  • 災害事例、効果的な対策、好事例、先進事例の紹介(チェックリストを含む)

熱中症予防に資するセミナー、教育用ツール等の案内

  • 各種団体等への協力要請及び連携の促進
  • 都道府県労働局、労働基準監督署による事業場への啓発・指導
  • その他本キャンペーンを効果的に推進するための事項

この方針に沿って、各職場で熱中症対策を進めていくこととなります。では、具体的にどんなことをすればよいのか、解説します。

クールワークキャンペーン期間による熱中症防止対策の内容

実は期間に応じた重点対策項目というのが定められています。簡潔にまとめますと、以下の通りとなります。

クールワークキャンペーン準備期間中(4月)

  1. WBGT 値(暑さ指数)の把握の準備
  2. 「作業計画の策定等」に掲げる事項
  3. 「緊急事態の措置」に掲げる事項

クールワークキャンペーン期間中 (5~9月)

  1. WBGT 値(暑さ指数)の把握
  2. WBGT 値(暑さ指数)の 評価
  3. 「作業環境管理」に掲げる事項
  4. 「作業管理」に掲げる事項
  5. 「健康管理」に掲げる事項

クールワークキャンペーン重点取組期間中 (7月)

  1. 「作業環境管理」に掲げる事項
  2. 「作業管理」に掲げる事項
  3. 「異常時の措置」に掲げる事項

ちょっと簡素すぎなので、より具体的に、解説していきます。

クールワークキャンペーン準備期間中(4月)の取組

先程リストにまとめたものを解説していきます。

WBGT 値(暑さ指数)の把握の準備

WBGT値、ご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。一般的に、気温と湿度という数値にて環境を判断しますが、WBGT値にはこれに日射・輻射などの熱環境を加えたもので、数値化されます。
また、大事なことなのですが、日本工業規格に適合した測定器には黒球がついており、それを使用することが重要です。測定器を手配し点検を行い、使える状態であることを確認することが、この準備に相当します。

もしまだお持ちでない方は、早めに購入しましょう。精度を求めるならば据え置き型の測定器が望ましいでしょう。


工事現場用 黒球付熱中症計 CN5006 つくし工房

ですが、今は持ち運び可能な者の方が何かと便利かもしれませんね。


佐藤計量器(SATO) 熱中症暑さ指数計 【WBGT指数測定器】 SK-150GT 8310-00

あまり安価なものは業務用では適さない場合もありますが、他にも色々とありますので、ご検討ください。

このタイプの測定器、今後ますます必須となるでしょう。

作業計画の策定等」に掲げる事項

夏季には暑熱環境での作業が極力行われないよう、早めに作業計画を立てようという内容です。計画断面で対応できるなら、それに越したことはありませんね。

「緊急事態の措置」に掲げる事項

熱中症になってしまった場合など、体調不良者を搬送する病院や、その対応マニュアルなど、あらかじめ策定・確認しておこうという内容です。以前このブログでも紹介した、緊急病院ルートマップの掲示など、ご活用可能かと思います。是非ご覧ください。

クールワークキャンペーン期間中 (5~9月)

WBGT 値(暑さ指数)の把握

測定器にて、事業所などの作業環境を観測し、記録に残します。なお、測定器は、「日本工業規格に適合したもの」という指定があり、つまりは「測定器に黒球がついたもの」使用することが重要です。

WBGT 値(暑さ指数)の 評価

測定した値を都度確認し、WBGT値に応じた環境改善につなげます。

「作業環境管理」に掲げる事項

例えば「WBGT値が高い=作業環境が悪い」です。低くなるような対策が必要となります。具体的には、水が常時使用可能な環境を整えたり、休憩場所に塩飴やスポーツドリンクを備えたり、氷やおしぼりを備えたりすることです。


「作業管理」に掲げる事項

作業環境を改善しても、それだけで熱中症リスクを完全には消し去ることはできません。そこで、例えば作業時間を短縮して休憩時間を増やしたり、単独作業とならないよう適正人員を配置したりしましょう。

「健康管理」に掲げる事項

肌の熱が引かない、尿の色がおかしいなど、異変が見られた場合は作業を中止させましょう。また、持病のある方には特に、労働環境が過酷とならないよう配慮が必要です。そして、作業員ひとりひとりがこういう体の異変をすぐに相談できる環境づくりも必要です。(悲しいことに、体調が悪くても休ませない空気を醸す職場、たまに見聞きします)

クールワークキャンペーン重点取組期間中 (7月)

「作業環境管理」に掲げる事項

基本的には、通常キャンペーン期間の内容と同様です。対策を行った後、結果を確認し、必要に応じて追加対策を行いましょう。いわゆる、「PDCAを回す」ですね!

「作業管理」に掲げる事項

7月から梅雨明けとなる地域が増えていきます。それまでの環境とはがらっと変わり、高温多湿な環境がいきなりやってきます。身体がその変化についていけない場合もあるため、スポット的に炎天下となる場合など、思い切って作業中止にすることも視野に入れましょう。

「異常時の措置」に掲げる事項

本人に自覚症状がない、または大丈夫との本人からの申出があったとしても、明らかに熱中症の症状を呈している場合は、躊躇することなく救急隊を要請しましょう。熱中症は1度進行すると適正な休憩・水分塩分補給が確保されていないと悪化する一方です。進行具合が本人の自覚がないうちに始まっているケースもあります。その場は大丈夫でも、翌日意識がなくなったというケースもあるため、油断しないでください。

以上で解説は終わりです。特別難しいことはなかったかと思います。また、「思いやりの心」で予防できるものが多数です。ぜひ、他者を気遣う思いやりの心で、安全安心な職場を目指してください。

「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」に参加する意義

向き合う親子シロクマ

熱中症の知識は一生もので、プライベートでも流用可能

このキャンペーンを通して、熱中症についての正しい知識、対策、緊急時の対応などを学習すること。それが個々人には大きな意味を持つと考えます。

熱中症の学問というものは学校では詳しく教えてもらえず、ほとんどは独学や経験から知識を積み重ねます。学ばないと、ずっとわからないままです。

ですが、現実として、熱中症にかかる人は増え続けています。近年の太陽は本気出しすぎですね。気温が40度越えも割と当たり前になってきています。今年も、来年も、熱中症にかかってしまう人は残念なことに増えて行くことと思います。

熱中症にかかった人が赤の他人なら何とも思わないかもしれませんが、例えば自分や自分の周りの大切な人が熱中症になりそう・なった時、どう思いますか?あなたが正しい知識を持ち、警告・対応できていれば、熱中症を回避できることもあるでしょう。

このキャンペーンは職場での活動ですが、そこでの学びをプライベートでも活かすことは可能です。どうか、真面目に取り組んでいただき、家族など大切な人の命を守る知識としても活用してほしいと思います。

厚生労働省、中災防主唱の「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」に参加しよう

「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」について、概要をお分かりいただけましたか?重点期間は7月ですが、8月や9月も重点期間と考えて差し支えないと思います。

最近は、お盆を過ぎても暑さが引かない環境が長く続きますよね。なので、カレンダーの日付的にもうそろそろ大丈夫だと判断することはできません。必ず、適正な測定器で環境を測定し、実態に合った対策を心がけましょう。

厚生労働省や中災防では今回のように、安心安全な職場づくりに関わる様々なキャンペーンを行っています。定期的にサイトへアクセスし、どんなことを行っているか情報を得ると吉です。時には会社の指示より早く情報を得て展開することもできるでしょう。職場の評価、爆上がりなのでお勧めです。

ここでは厚生労働省、中災防のキャンペーンに関わるページを紹介しますが、余力があればサイト内を色々と調べてみると良いですよ。

何度も繰り返しとなりますが、熱中症は正しい知識を持つことで回避できる症状です。無理しない、させないという助け合いの気持ち・思いやりの心で、安心安全な職場を維持し続けしましょう。

追伸:このブログでも熱中症については力を入れておりますので、良かったら参考にしてみて下さい。